【9月の珈琲探訪】ホンジュラス フロレンシア農園

ホンジュラス共和国は中央アメリカ北部に位置し、北西部はグァテマラ、南西部はエルサルバドル、南部はニカラグアと国境を接し、東側はカリブ海に面しています。
国土は日本の約1/3程度で、狭い海岸付近の平野を除いて、そのほとんどが高原地帯です。
ホンジュラスとは英語読みで、スペイン語ではオンドゥラスと言います。
スペイン語で“深み”を意味するオンドゥーラから表現が変わっていったもので、コロンブスの4回目の来航時に、海が深すぎて錨が降ろせなかったことが由来しています。

コーヒーは西部から南部にかけての山岳地帯で生産されており、主な産地はサンタバルバラ、グラシアス、コマヤグア、チョルテカ、マルカラ等です。
主要産業はコーヒー、バナナ、エビなどの農林水産業や牧畜業ですが、近年では製造業や観光業等にも力を入れています。

今回のコーヒーはホンジュラス西部に位置するラパス県のフロレンシア農園で生産されました。
農園主であるイサウラ氏は農園に関する知識がほとんどない状態で父から農園を受け継ぎましたが、周囲の生産者たちから知識を学び、試行錯誤を繰り返して農園を立派に育て上げました。
化成肥料は必要最低限に抑え、除草剤や殺虫剤などは使用せずに定期的な雑草の手入れや剪定で木を健全に保つとともに、農園内には収穫したその日に精選ができるようにウェットミルや乾燥場を設置し、品質向上のために余念がありません。

また、かつてはさび病対策のためにカティモールのレンピラを植えていましたが、ティピカやブルボンへの植え替えを進めるなど、より高品質なコーヒー生産のために活動を続けています。
自分たちの努力が品質に結びつくこと、その知識がフロレンシア農園で受け継がれていくことを願い、大切にコーヒーを育てています。

ブラウンシュガーのような甘い香り、くるみを思わせる香ばしさ、そしてプルーンのような果実感が特徴です。

　ティピカ、ブルボン、レンピラ
　ウォッシュト
　ハイロースト
　ブラウンシュガー、くるみ、プルーン
　焼きリンゴを思わせる香ばしく甘い余韻


※本製品は「数量限定」でのご案内となります。
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今回のコーヒーはスイートポテトとのマリアージュがおすすめです。
スイートポテトの優しい甘みがコーヒーの香ばしく甘い余韻をより引き立てます。