気候や土壌だけでなく、国や地域、そして風土によって、 まったく異なる味わいとなるシングルオリジンコーヒー。 私たちは、世界中のコーヒーづくりの現場を訪ね、 作り手と言葉を交わすことで、本当に届けたい豆を選んでいます。 それは、“顔の見える豆”。 世界中のおいしいコーヒーを厳選し、お届けします。
【11月の珈琲探訪】エルサルバドル アグアカリエンテ農園
~コーヒー産地として見るエルサルバドルとは~
エルサルバドルは北米と南米を結ぶ細長い地峡に位置し、北東部はホンジュラス、北西部はグァテマラと国境を接し、南部は太平洋と面している、中米7か国の中で最も国土面積の小さい国です。
コーヒーの産地は西部、中部、東部と大きく3つの地域に分かれ、かつては中米一のコーヒー産出量を誇っていました。
コーヒー産業は一度衰退してしまいましたが、政府がコーヒー輸出の自由化を推進したことで安定したコーヒー産業が行われ、現在では国の主要農産物となっています。
正式国名はエルサルバドル共和国であり、エルサルバドルとはスペイン語で「救世主」を意味しています。
16世紀にスペイン軍がこの地方を治めていた時に築いた砦に、神への感謝を込めて「サン・サルバドル」(聖なる救世主)と名付けたことが由来しています。
【11月の珈琲探訪】エルサルバドル アグアカリエンテ農園
今回のコーヒーはエルサルバドル西部のアタコ地区に位置するアグアカリエンテ農園で収穫されました。
平均気温は15℃、年間降雨量1,800mmとコーヒー栽培に恵まれた環境にあり、その土地で湧き出る天然温泉水を利用して丁寧な味作りが行われています。
親子3代に渡って農園経営が行われ、現在でも伝統的な発酵処理を行い、平均約10時間かけることで味わいの中に甘みを醸し出しています。
発酵処理後はパティオと呼ばれる広場で天日乾燥を行い、丁寧な味作りが行われています。
商品開発者からのコメント
今回のコーヒーは、みつ豆や栗きんとんなどの和スイーツと相性が良くおすすめです。
ナッツのような甘みのあるコクに加え、すっきりとした酸味が和スイーツの上品な甘さを引き立てます。
秋の味覚を使用した和スイーツとご一緒にいかがでしょうか。